2018年9月20日木曜日

【レポート】夏だ!伊豆ジオ☆自由研究

夏休みも終わり、すっかり秋めいてきましたね。
暑かった今年の夏も、ジオリアで自由研究を行いました。
内容は、石ころ標本づくり(2回)と、キッチン火山実験。今年で3回目となりますが、毎年人気のイベントです。


石ころ標本づくりでは、石ころは何でできているのかということを調べました。


人間の身体は細胞の集まり。では、石ころはなんの集まりなのか?その答えを確かめるべく、偏光顕微鏡で石ころをのぞいてみることにしました。
今回観察する石は花崗岩(かこうがん)と安山岩(あんざんがん)。どちらも火山のあるところで見られる石です。


顕微鏡で石ころが何の集まりなのかを確認するには、石ころを光に透かせるほど薄くする必要があります。
ということで、ひたすらすりすりと石ころを磨き続けました。


そして、0.04mmになるまで石ころを磨いて偏光顕微鏡で覗くと、石ころは「鉱物」からできていることがわかりました!
完成した標本を顕微鏡でのぞいて、角度を変えながら観察するときらきらとしてとても綺麗です。




キッチン火山実験では、火山のひみつを実験でいろいろ調べました。
マグマが噴火する仕組みを調べたり、日本でいちばん高い富士山の地形を知るため、立体地形図をお弁当パックで作ったり……。



お弁当パック地形図は、保護者の皆様も参加して家族で別々の地形図を作っている方もいらっしゃいました。お父さんもお母さんも真剣!



来年の夏の自由研究も、ジオリアでお待ちしています!

2018年9月13日木曜日

【企画展】伊豆の大地とともに「狩野川台風」

1958年(昭和33年)9月26日深夜。
伊豆半島に近づいた台風は、狩野川流域を中心に大きな被害をもたらしました。
今年はこの「狩野川台風」から60年の節目を迎えます。

自然は私たちに美しい風景や特産品などの恵みをもたらしてくれる一方で、生活に大きな影響を及ぼす災害を引き起こします。
それでも人々は自然と向き合い、工夫を重ねて付き合い続けてきました。
その工夫は治水工事などのハード面の整備だけでなく、祭りや伝承など、災害後の心の在り方にもおよびます。

60年の節目に、この展示が、自然災害や自然と人々との共生を学び、考えるきっかけとなれば幸いです。
11月末くらいまで展示予定です。



また、地元伊豆長岡の演劇サークル「劇団DAN」が狩野川台風をモデルにした公演を打ちます。
公演は9月22日、23日の2日間。場所はジオリアと同じ建物の修善寺総合会館にて。
詳しくは劇団のフェイスブックをご覧ください。

劇団DAN Facebook

【企画展】アクティブ・レンジャー写真展


本日より、環境省関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーさんによる写真展が始まります!

伊豆半島は主に海岸部と中央部の天城の山々が「富士箱根伊豆国立公園」のエリアに属しています。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。
普段のパトロールの時に撮影された写真は、自然のさまざまな姿を教えてくれます。
9月25日(火)まで。

アクティブレンジャー・日記〔関東地区〕
http://kanto.env.go.jp/blog/